まほろば@mahoroba148です。
私は引っ越しを3回経験しました。
実家→一人暮らし→駅近くへ引っ越し→会社近くへ引っ越し
いずれも諸事情があり賃貸から賃貸へと引っ越しをしています。
そしてこの度、4回目の引っ越しをすることになりました。
今回が一番、消耗している。
これからお話しするのは引っ越しを決めてから引っ越し業者と契約するまでの出来事です。
- はじめての一人暮らしで心配な方
- 相見積もりの取り方がわからない方
- 別の業者と契約してしまったけど解約したい方
に向けて書きます。
私の失敗談を見ることで、みなさんの引っ越しがスムーズに進めば幸いです。
最終的に決めるのはあなた。つまりは自己責任
まず最初にみなさんに伝えたい。
引っ越し業者を選ぶのはあなたです。
どんなにサービスが悪かろうが、どんなに金額が高かろうが、最終的に選んだのはあなた。
自己責任です。
後悔したくないのならば、余裕をもって調査・準備をすることが必要です。
私の失敗談「とりあえずで見積り依頼をしてしまった」
4回目の引っ越しが決まったのは約2週間前でした。
住居とは別に工房兼スタジオ兼事務所がほしい、と賃貸物件を見漁っていたため、私にとっても好都合な話でした。
Instagramがんばる宣言をしたので、いろいろ情報を集めています。
そして、家がほしいという結論に達し空き家を探しはじめる私←
工房兼スタジオ兼事務所みたいな。
— まほろば@経営デザイナー (@mahoroba148) June 27, 2019
その引っ越しが決まった翌日には住む家が決まり、トントン拍子に話が進んでいきました。
契約もそこそこに、現在の住居の解約手続きへ…
管理会社のサービスで引っ越し業者への見積り依頼ができたため一緒に行いました。
- 管理会社で割引が提示されていた
- 過去に引っ越し業者を利用したことがあった
- 引っ越し希望日まで時間がない
上記のこともあり、事前にインターネット等で調べるわけでもなく、とりあえず見積りを出してもらおうと引っ越し業者へ依頼をしてしまいました。
スピード勝負の引っ越し業者。考える隙を与えない。
見積り依頼から翌日、早速引っ越し業者から電話がかかってきました。(仮にA社、B社、C社とします)
- A社:11時30分頃
- B社:12時頃
- C社:19時30分頃
今思えばフリーランスという形態をとっているのでA社の電話に出れましたが、電話のタイミング的にはB社、C社が好印象な気がします。
残念ながらC社の電話をもらったときには、すでに私が疲れてしまっていたので、お断りしました。
他社さんで決めましたと言っても特に追及されずに、またの機会にお願いしますと言ってくださってありがたかったです。
***
さて、ここからはA社、B社での見積り依頼です。
とりあえず知りたかったのは自分たちでは運ぶことができない家財の運搬費用。
過去に最低限の家財のみでA社を利用したことがあり、各社ともに電話でだいたいの金額を教えてもらってから訪問見積りをしてもらう予定でした。
しかし
- トラックのスケジュールが立て込んでいるため日によって金額が変動する
- 正確な金額を出すためには訪問見積りが必要
- 自分たちで運ぶよりも安全に手間なく運べる
など話を聞いているうちに、私の中で基準金額をつくりたくなりました。
当日中に訪問見積りに来てくれるというので、早速お願いをしました。
私の失敗談「同居人とも十分な話し合いができていない状態だった」
私はルームシェアをしています。今回の引っ越しでは同居人も一緒に引っ越しをします。
はじめての二人同時の引っ越し、過去最短な引っ越しスケジュール、何かやらないといけないと焦ってたんだと思います。
最低限運びたいものは書き出してもらっていましたが、金額面については何も取り決めをしていませんでした。
さらには、訪問見積りをしてもらうにも、物の仕分け中で人があがれる部屋ではない。
実物を見せれないものは急いでサイズを測りメモしましたが、実物を見れない訪問見積りは意味がないですよね。
話し合い的にも部屋の状態的にも訪問見積りに来てもらうには早すぎました。
引っ越し業者は営業トークが上手
訪問見積りの日程は以下の通り。
- A社:電話があった当日15時頃
- B社:電話があった翌日10時30分頃
交通状況によって多少前後すると集合時間は30分ほど幅があります。
B社に関してはA社を聞いてから判断したかったため、翌日でお願いしました。
そのためA社の様子からお話しします。
運びたいものを一通り伝え、引っ越し先を地図で確認。
すると道幅の関係で、大きなトラックだと入れないことがわかりました。
大きなトラックが入れない分、小さなトラックで2回往復します。
当然コスト的にも大きなトラック1回<小さなトラック2回になるため金額が上がります。
電話で聞いた概算額よりも約2倍の見積りが出てきました。
予想以上の金額で驚く反面、過去の見積りと比較しても妥当な額だと思いました。
金額が出たところで、相見積もりを取っていると素直に話して、今日は契約できないと伝えました。
しかし…
私の失敗談「訪問見積り1社目で契約!できるだけ早く終わらせたかった」
私だけでは決められないと一度はお断りしたものの、日付をおさえておかないといけないと念押しされました。
さらに、今決めてもらえば約7,000円の値引きをしますと追い打ち。
私だけの引っ越しではない、私はなるべく費用を抑えてない、と何度かお断りしましたが引き下がりません。
この訪問見積りがもう一度あることを考えると、早く終わらせたくなりました。
フリーランスとはいえ時間は有限、厳密にいうと仕事中に訪問見積りをしている状態に嫌気がさしてきたのです。
最終的に、小さなトラック1回でも最低限のものは運べるため、日にちをおさえてもらう意味で契約をしました。
見積り契約後でも破棄できる
ここでも勘違いしないでほしい。
契約変更は最終手段です。
見積りとはいえ、一度契約したものを破棄することは最終手段として考えてください。
決して悪質な値引き目的で契約・破棄を繰り返すことはしないでください。
***
通常のサービスですと、契約後の解約は違約金がかかる場合があります。
引っ越しの違約金は?というと引っ越し日の前々日からかかるそうです。
詳しくは以下の通り。
- 引っ越し日の前々日で20%
- 前日で30%
- 当日で50%
標準引越運送約款に基づき定められているため、いずれの会社も同等のキャンセル料※と思われます。
※付随サービス費用は全額負担になる可能性が高い
ただし、段ボールなどの資材をもらってしまった場合には返却が必要です。
また、資材は未使用品のみ返却可能なため、使用してしまった場合には買い取ることになります。
調べたところ
- 自分たちで営業所に運ぶ
- 郵送する
- 新しい引っ越し業者に頼む
という方法があるようです。
私が連絡したときには、近くの営業マンが訪問して回収してくれると言われました。
実際にどれが正しいかわからないため、引っ越し業者に確認を取りましょう。
私の失敗談「契約後なのに他社の提案を聞いてしまった」
前述で
ここでも勘違いしないでほしい。
契約変更は最終手段です。
見積りとはいえ、一度契約したものを破棄することは最終手段として考えてください。
と申し上げてしまいましたが、私が言えることではないんですよね…。
でも経験して、本当に嫌だなと思ったので、みなさんにお伝えしたいのです。
断る方もつらいし、断られる方はもっとつらい。
私のような曖昧な態度が不幸を招きます。
相見積もりをとっているのであれば、契約を行わない強い意志を持ちましょう。
***
さて、A社と契約したのでB社には訪問見積りの断りを連絡をします。
ここも正直に「他社で契約したので」と伝えたところ、なぜか詳細を聞かれます。
- 運ぶ物は?
- 引っ越しプランの内容は?
- 荷物は全部運べるの?
一通り話を終えたところで、もう一度訪問見積りさせてくれないか?とお願いされましたが、断りました。
数分後、B社からまた電話が…
出てみるとA社よりもかなり良い条件を提示されました。
さらに
- 引っ越し業者の乗り換えはよくあること
- 違約金がかからないこと
- 訪問見積りをするか否かは明日の朝でも良い
と補足されます。
正直なところ、A社の金額では小さなトラック1回で最低限のものを運ぶことしかできない。
昔よりも物が増え、自力で運ぶにも頼りどころがない。
少しでも安く、そして多く運べるならば、と同居人に確認してからB社の訪問見積りを依頼してしまいました。
今思えば、電話窓口の方に要件を伝えたにも関わらず、別の担当者に回されてしまった時点でダメでした。
ただ断るだけなのに、なぜ別の担当に代わる必要があるのか。
そしてなぜその担当の話を聞いてしまったのか、なぜ話をしてしまったのか。
素直に話していれば向こうから引き下がってくれるという私の甘えだったのかもしれません。
新しい契約と正しい断り方
B社の訪問見積りの前に同居人と以下のルールを定めました。
電話で提示された条件より悪かったら契約しない
もともとA社で契約していた手前、少しでも条件が下がったらB社は断るつもりでした。
A社では見せれなかった荷物も見てもらうと、自分たちで運ぶことが大変なものはすべて運んでもらえることがわかりました。
条件も電話のときと変わらず。
むしろ少しよくなりました。
こうしてA社からB社へ乗り換えをしました。
こうなれば、今度はA社に断りの連絡を入れないといけません。
B社の担当者さんがいるうちに、すぐ連絡をしました。
私の失敗談「自力で引っ越すと嘘をついた」
B社の担当者さん曰く、
他社に乗り換えたということが言いづらければ自力で引っ越すって言えばOK、それ以上は追及してこないはず。
また、段ボール等の資材はB社さんが送り返してくれるため、契約者側の負担はないとのこと。
渋られることは目に見えていたので、私は自力で引っ越すと嘘をつきました。
資材も郵送します、と。
すると、営業担当が今日にでも取りにいきますと話をされました。
営業が来る=話す機会を与える
それは断固として拒否したい。
私の責任なので郵送します、大丈夫です。と話しても、A社は引き下がりません。
話をしているうちに嘘に嘘を重ねるしかなくて苦しくなり…
今では嘘をつくんじゃなかった、と後悔しています。
全部自分が悪いのに、早く終わらせたくて口調も乱暴になってきてしまいました。
仕方がないので正直に他社さんに乗り換えますと改めて話をします。
A社窓口担当「それB社じゃないですよね?」私「じゃぁこうしましょう」
引っ越し業者も競争が激しいようで、今回のように契約後でも奪い合いがあるようです。
段ボール等の資材を送り返しのトラブルもあるせいか、こんなことを言われました。
「それB社じゃないですよね?」
「段ボールを送り返すっていって自分たちで処分しちゃうんですよね」
「資材の返却が確認できないと契約解除できないので取りに行きますよ」
A社が話していることが本当ならば、たしかに問題です。
でも、もう信用ができなかった。
「それB社じゃないですよね?」と聞いた瞬間は不信感しかありませんでした。
一向に引き下がらないA社に私は下記のように条件提示しました。
- 本日郵送手続きをする(2~3日中には届くはず)
- 段ボール等の資材の到着が確認できるまで契約は続行でもいい
本日郵送手続きをすれば違約金がかからずに解約できる見込みがあったためこのように伝えました。
逆にB社にも絶対送り返してもらうように念押しします。
その後、その場にいたB社の担当さんに“資材の返却ができないと契約解除できないこと”について話を聞くと
「契約を解除させないための常套句ですね…」と。
……ねぇ、もう何が本当なの?
知識がない人は損をする
商品やサービス、何かを購入するときには検討をします。
それが自分に合っているものか、本当に必要なものか、対価(金額)は正当か…
過去の経験や家族・友人の口コミ、インターネットなど自分なりに調査して、購入に至るでしょう。
調査を怠ると今回の私のようになります。
私は引っ越しに関する知識が乏しかった。
過去3回引っ越しをしていても、その引っ越しに関する知識は浅いものでした。
今ならこの価格!という謳い文句も契約後の提案も資材の返却論争も予測できたことで私の準備ができていなかっただけです。
反省しています。
【引っ越しの見積り】失敗ポイントのまとめ
結果的に私はA社の契約を破棄して条件の良いB社へと乗り換えをしました。
決して自慢できることではありません。
もしかしたら引っ越し当日とんでもないことが起きてしまうかもしれません。
起きてほしくはないけど…。
引っ越し業者もいろいろな方がいて、自分に合う合わないもあると思います。
もうそれはどうしようもない。
自分が準備することで、自分を守ることができるなら動きましょう。
後悔しないようにしましょう。
最終的に決めるのはあなた。つまりは自己責任です。
***
最後に私の失敗ポイントを改めて書き出します。
- とりあえずで見積り依頼をしてしまった
- 同居人とも十分な話し合いができていない状態だった
- 訪問見積り・契約をできるだけ早く終わらせたかった
- 一社の見積りだけで判断してしまった
- 契約後なのに他社の提案を聞いてしまった
- 断りの電話で自力で引っ越すと嘘をついた
最適な引っ越し業者さんと出逢えることを願っています。